

このゲームではあなたが、製材会社の経営者になります。
目標は利益の最大化。
目利き、競り、木取り。
製材の工程には興奮が詰まっています。
同じ丸太でも、技術次第で価値は大きく変わります。
三重大学と協力し、7年の歳月をかけて開発されたゲーム。
本物の木に触れ、遊びながら学べる製材教育ボードゲームです。
製材の世界を、ゲームで体験。
製材とは。

一本一本の丸太には、それぞれ個性が宿ります。
太さ、節、曲がり具合、長さ。
丸太の個性を的確に捉え、価値を見抜くこと。
これこそが目利きの役割です。
経験から培われた知識と勘が、価値を正しく見定めます。
丸太のポテンシャルを見抜いた時が、目利きの醍醐味です。
目利き
競り
狙った一本を手に入れるため、最高値をつけましょう。
ライバルとの駆け引き。
良質な丸太は、誰もが欲しがります。
冷静に、時に大胆に。
想像される利益を見据えつつ、限界を見極めます。
丸太を手に入れなければ、何も始まりません。









木取り
丸太のポテンシャルを最大限に引き出す。
節をかわし、隙間なく製材する。
こだわりを持って仕上げるのも良し。
機械的に効率よく仕上げるのも良し。
丸太の価値を最大化するには、技術と経験が問われます。
木取りが上手くいけば、想像以上の利益が手に入ります。








ビジネスと木育。

木取りカードは、全て本物の桧で作られています。
手に馴染む木の質感。
心地よい木の香り。
レーザープリンターによる焼入加工で、木ならではの木目の凹凸感がよくわかります。
遊びながら、木の手触りと香りを感じられます。
木取りカードは建築現場で使用されるものと同じサイズ。
実際の流通価格が、よりリアルな経営体験を可能にします。
木取りカード

セーザイゲームは、単なる得点ではなく、お金(ゲーム内紙幣)をどれだけ稼いだか競います。
実際の材木価格を採用することで、ゲーム体験がより現実に近づきました。
ゲームでありながら、製材の実情に迫るユニークな体験が楽しめます。
お金


箱
杉を全面に使用しています。
木目を際立 たせた美しいデザイン。
丸太にインスパイアされた、八角形の形状。

セーザイゲーム。
セットはこちら。

○仕入伝票
□売上伝票
○収納箱
□ゲームマニュアル
○原木ボード
□木取りカード
○チーム札
□ゲーム用紙幣





楽しいが生み出す、好奇心。
製材は面白い。
セーザイゲームは、製材の魅力を楽しみながら体験できます。
子供から大人まで、さらには林業の専門家にも。
2つのステージで構成された、セーザイゲーム。
製材を直感的に理解し始める前半。
技術と戦略が洗練される後半。
人々はセーザイゲームに熱中し、製材の楽しさに魅了されていきます。
これは単なる知識の伝達ではありません。
生きた学びが実現できる、新しい教育ツールです。
林業を知る。
様々な木育プログラムが幅広く展開されています。
間伐体験、製材工場見学、木工教室など。
しかし、木育プログラムには課題がありました。
個別の体験だけでは、林業全体の理解が困難だったのです。
セーザイゲームは、山と建築をつなぐ「製材」をテーマにしています。
製材所は植物としての木、木材としての木を知っています。
セーザイゲームを通じて製材を学ぶことで、林業全体の理解を深められます。
建築関係者は「理想の木材」を追求します。
山の人は「理想の木材」に疑問を抱いています。
建築関係者と山の人は"木"に対する考え方が違うのです。
両者の橋渡しをする存在が製材所。
製材所の使命は、木を「植物から工業製品へ」と変えることです。
セーザイゲームを通じて、参加者は山、製材、建築における木を体感的に理解できます。
言語が共通化。
製材次第で、丸太の価値が変わります。
丸太の質と木取りの技術が、木材の価値を決定づけます。
歩留まりと効率を重視した製材。良質な丸太を最大限活かす製材。
製材所のもつ技術力と創造性が、丸太の価値を左右すると気づきます。
製材が変える、丸太の価値。
なぜ節のない材木が高価なのでしょうか。